こんにちわ、認定モンテッソーリトレーナーのモンテッソーリパパ(@montessoripapa)です。
モンテッソーリについて調べていると”教具”という名前を良く耳にします。
ただのおもちゃでしょ?と思ったのであれば大きな勘違いですよ!
今回は、そんな単純そうに見えて、実は奥が深いモンテッソーリ教具についてご紹介していきます。

教具について知ると、おうちモンテがもっと楽しくなります!
実はそれぞれの教具が、深く考えられていて、細かな目標設定がされているんですよ!
モンテッソーリにおける教具とは?
モンテッソーリ教育の中で、子供たちが遊びながら(モンテッソーリ的には”おしごと”をしながら)能力を伸ばせるように設計されているのが教具となっています。
それぞれの教具は子供の発達段階に合わせて、特定のひとつの能力を身に着けられるように設計されているのが特徴です。
例えば有名な教具である”ピンクタワー”をご存じでしょうか?
こちらは、大きさのがバラバラのピンク一色の木製の立方体10個を合わせた教具になります。
この教具では大きさをの違いを見極める力を身に着けることを目的としています。
だからこそ、色も形も材質も同じ立方体で揃っているんですね。
それぞれの教具は、子供達が特定の能力を身に着けられるように深く考えられ、それぞれの最終的な形で提供されているわけです!

モンテッソーリ教具の主な特徴
教具は深く考えて作られていると書いていますが、その他の教具のポイントについてご紹介していきます。
子どもが使いやすいサイズ
当たり前かも知れませんが、利用者である子供たちが扱えるサイズ感となっていることは、教具に熱中して取り組んでもらう為に重要な要素になっています。
子供が間違いに自分で気づける
モンテッソーリ教育の前提として、「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という「自己教育力」が備わっているという考え方があります。
教具は間違った使い方をすると、何かがおかしい。と子供が自分で気づいて、修正して、正解を導けるように設計されています。
つまり自己教育ができるようになっているんですね。
例えば先ほど例にとったピンクタワーですが、タワーを積む順番を間違えても、子供たちは自分で気づけるようになっています。
大きさの順序が適当な状態でタワーを積み上げると、タワーの中がへっこんだり、突出してしまったりと、視覚的に「何かがおかしい」と間違いに気づけるようになっているんですね。
なので大人が指摘することなく、子供たちが自分で大きさの違いを見極める力を身に着けられるようになっています。
手を動かして学べる
「手は知性の道具です。子供は物を操作し、触れたり扱ったりすることで経験を積む必要があります。」
マリア・モンテッソーリ
モンテッソーリ教育の発案者でありマリア・モンテッソーリ博士は、手を使う事、特に指先を使う事で、子供達が色々な事を学習していけるのだと述べています。
そのため、モンテッソーリ教具は全て見るだけでなく、子供たち自身が触って、動かす中で、能力を身に着けていけるように設計されています。
おもちゃとは結局何が違う?
自分なりの意見ですが、おもちゃと教具の大きな違いは、遊びの目的が設定されているか?かと思います。
おもちゃはアンパンマンやドラえもんといったキャラクターで興味をひいたり、おもちゃで遊ぶ目的は楽しむためであることが殆どです。
それに対して教具では、遊びの目的は明確で、特定の能力を身に着ける為です。
また、キャラクターなどで興味をひかずとも、教具自体が子供の興味を引くように設計されています。
明確に作られた目的が異なるというのが、おもちゃと教具の違いと言えるでしょう。
教具についてもっと詳しく知りたいなら
それぞれの教具には、それぞれの身に着けられる能力が設定されているのが、これまでで理解していただけかと思います。
もし教具についてもっと詳しく知りたい!という場合には、マリア・モンテッソーリ本人が書いた”子どもの発見”の中で詳しく説明されているので、是非読んでみてくださいね。
100年以上前にかかられた本なのんで、文体が少し読みづらい点はご承知おきくださいませ・・・
まとめ
モンテッソーリ教具は、簡単なものから最も難しいものまで、発達状況に合わせて、子供の興味を引くように設計されています。
子供自身が興味を惹かれているものを、少しづつ試していけると良いですね。
色んな教具をお得に使ってみたい方は、是非以下の記事も読んでくださいね。
以上です、最後までお読み頂きありがとうございました。
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